こんにちは、ばっきんパパです。
中古住宅を購入する際、耳にすることが増えた「インスペクション(住宅診断)」。
これは、建築士などの専門家が建物の劣化状況や不具合の有無を調査してくれる制度で、購入前にその建物の“健康診断”を受けられるようなものです。
インスペクションとは?
インスペクションとは、**住宅の専門知識を持つ第三者(建築士など)**が行う建物の調査です。主に以下のようなポイントをチェックします:
- 雨漏り・外壁の劣化・基礎のひび割れ
- 傾きや構造の不具合
- 水まわりや設備の老朽化 など
この診断を通じて、「見えない不安」や「将来的なリスク」を事前に知ることができるため、購入の判断材料としてとても有効です。
メリット
買い手にとってのメリット
- 見えない不具合を事前に把握できる
- 修繕やリフォームの必要性が明確になる
- 安心して購入の決断ができる
売り手・仲介業者にとってのメリット
- 正直で誠実な売却ができる
- クレームやトラブル防止につながる
- 契約の信頼性が上がる
インスペクションの費用とタイミング
費用の目安は、5万〜7万円程度(簡易な診断)から、詳細調査では10万円以上かかる場合もあります。
タイミングとしては、
- 売買契約の前(内見後〜契約前)が理想です。
- すでに購入後でも、リフォームや修繕の前に実施する価値はあります。
私の後悔:「シロアリ対策としてやっておけばよかった」
私自身が中古戸建てを購入した際、インスペクションを見送りました。
当時は「不要かも」と思っていたのですが、今振り返ると、築30年という年数を考えるとシロアリ被害などの目に見えないリスクも含め、診断しておくべきだったと感じています。
特に、基礎部分や床下などは自分では見られないため、プロの目でチェックしてもらえるのは大きな安心材料になります。
取引成立にも影響する「信頼の可視化」
中古住宅の取引では、売り手と買い手が“信頼”を築くことが何より大切です。
インスペクションを行うことで、
- 買い手の不安を解消し
- 売り手の誠実さを示し
- 仲介者の信頼性も高める
という、三者のバランスが取れやすくなり、結果として**「安心できる取引」につながります。**
これは、今後さらに中古住宅市場を活性化させる要素として、非常に重要な仕組みです。
まとめ
インスペクションは「目に見えない価値」を見える化する仕組み。
中古住宅を選ぶとき、安心の材料として、信頼の土台として、ぜひ活用を検討してみてください。
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