こんにちは、ばっきんパパです。
中高年・2児の父として働きながら、住宅購入や投資で家計を支えるリアルをお伝えします。
賃貸vs持ち家論争──“賃貸派”が優勢な理由とは?
最近の“お金の勉強界隈”では「賃貸が合理的」という意見が主流です。
私も実は、持ち家には慎重派でした。
YouTubeで両学長(リベラルアーツ大学)をはじめ、多くのマネー系動画や書籍では「賃貸がリスクを抑えやすい」と結論づけられています。確かに、金利上昇やリストラでローン返済が滞る、転勤やご近所トラブルで住めなくなる、など、家を買ってしまうことの様々なリスクは沢山あります。また、不動産の素人がリセールバリューの高い新築マイホームを買うのは、現実問題、無理です。
しかし、賃貸を続ける限り「家賃」という支出は消えません。私のように収入が高くない働き方でも、最終的に“自分のもの”になる家を持ち、生活コストを固定化できれば、将来の安心感は段違いです。答えは中古戸建の購入にありました。
2,000万円で即決した5つの条件
私が中古木造戸建(築30年)を購入した決め手は、次の5点すべてがクリアだったから。これが「法人投資家が見向きもしない」“掘り出し物”ゆえに、安く買えた秘訣です。
条件 | 理由 |
---|---|
① 駅近で東京への通勤圏内 | 通勤・買い物に便利。再販売時も有利。 |
② 閑静な住宅街で前面道路が6mの広い公道 | 日当たり良好&駐車もラク。子育てにも安心。 |
③ 5LDK と余裕のある間取り | 育児スペース、書斎、将来の介護にも対応。 |
④ リビングが広く南向きで陽当たり良好 | 一日中明るく風通しも良く、電気代節約に貢献。 |
⑤ 家の中心に太い土台柱 | 構造躯体がしっかりしており、100年住める頑丈さ。 |
何よりこれらが揃って2000万円以下。自己資金とローンで無理なく支払える範囲でした。
「耐用年数22年」は家の寿命じゃない
税法上の木造住宅の耐用年数は22年ですが、これはあくまで減価償却のための数値。建築学の研究では――
「適切なメンテナンスを続ければ、木造住宅は60〜100年超の寿命がある」
(東大・前真之准教授、早大・大野名誉教授ほか)
実際、日本の住宅は「建て替え文化」で30〜40年で更新されがちですが、本来は100年住めるポテンシャルを秘めています。
売り出されている中古住宅は、築20~30年も経つと物件価格が下がりきっています。
法人が買いにくい理由
また、築古戸建は、法人(投資家・不動産業者)は以下の理由で手を出しづらいと言われています。
- 利回り(収益性)が低く見える
- 再販向き(転売)には時間がかかる立地
- 個人向けで条件が整いすぎていて、利ザヤが出ない
つまり、本当に住みやすく、生活の質が高い家は、法人投資には向かないが、実需(自分で住む)には最高ということです。※一点、アイディアがありますが、思い付きですので、ここでの紹介やめておきます。
手元資金は投資に回す――家は「生活の基盤」、運用は「未来の安心」
- 家賃支出を抑える → 同じ支払額で「自分の資産」を手に入れる
- 月々の余裕資金でインデックス投資 → NISA・iDeCoで税優遇を活かす
- 将来、子どもの学費や老後資金を確保
…という家計シナリオです。日本人の貯蓄の中央値200万円というデータを見ると、“家を持つ→投資する”流れがいかに効率的かがわかります。
まとめ
- 賃貸が無難なのはリスク回避の観点。ただし、家賃という「消えもの支出」を固定化し続けない
- 駅近・陽当たり・構造の良さ・間取り…を「低価格で」手に入れられる物件には、法人は入りにくい
- 「耐用年数22年」は経理数字であって、実際は60〜100年住み続けられる
- 生活の安心基盤としての家と、将来のための投資は両立できる
このノウハウは、特に、収入が大きくない方ほど威力を発揮します。私は、ブログを書く前に、私と同じような収入の仕事に就いている人や、自営業の人、クリエイティブな分野で働いている人などの仕事をしている友人・知人の顔が浮かびました。
ぜひ、家探しと資産運用の両面で、人生を豊かにする一歩を踏み出してください。