築30年の中古戸建て「3階が暑い問題」|断熱工事を急がず、工夫で乗り切る我が家の夏

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導入|戸建ての夏あるある、「3階が暑い」

こんにちは、ばっきんパパです。

夏になると、戸建てに住んでいる人の間で、必ず話題になるのが「3階が暑い問題」ではないでしょうか。

我が家も、築30年の中古戸建て(3階建て)。

正直に包み隠さず言うと、3階はちゃんと暑いです。

ただ、それが「暑くて住めない」「家選びに失敗した」と感じるほどかと言うと、そこまではいきません。

今日は、断熱リフォームを急がず、ちょっとした工夫で回している我が家のリアルな夏について書いてみます。

実際どれくらい暑いのか?我が家の体感

まず前提として、家の全ての場所が暑いわけではありません。

• 2階は、そこまで暑くならない

• 2階にあるメインのリビングは、夏でも概ね快適

• 猛烈な暑さを感じるのは、3階だけ

3階は日中、太陽に近い分、どうしても熱がこもりやすく、夜もすぐには冷えません。

これは築年数に関わらず、暖かい空気は上にいくという、戸建ての構造上ある程度は仕方ない部分だと思っています。

我が家の「帰宅後の儀式」

夏に帰宅して、まずやることは決まっています。

エアコンのリモコンに手を伸ばす前に、やることがあるんです。

• 3階の部屋の扉を全開にする

• 各部屋の窓(雨戸)を開ける

これで、物理的に風の通り道を作ります。

正直、これだけでも体感温度はかなり変わります。

部屋にこもった「熱の塊」を、一度外に逃がしてあげるイメージです。

地味に困るのは「蚊」と、将来の生活スタイル

ただ、この「窓全開作戦」も完璧ではありません。

• 網戸にしていても、どこからか蚊が入る

• 今はいいけれど、子どもたちが年頃になったら「プライバシーがないからドア開けっ放しは嫌!」と言い出すはず

今は家族の協力で通用している対策でも、将来ずっと使えるとは限りません。

だからこそ、「いつかは断熱や空調計画を考える日が来る」と思いながら、今は情報だけ集めています。

実家も暑かった。だから違和感がなかった

振り返ってみると、私の実家も夏は2階が暑かった記憶があります。

ずっと戸建て育ちだった私にとって、

• 夏の2階は暑いもの

• 冬の朝は寒いもの

これは、ある意味「当たり前」の感覚でした。

最近の高気密高断熱住宅やマンションと比べれば、もちろん差はあります。

でも、「戸建てってこういうものだよね」という基準で見ると、今の家の暑さは、十分に想定の範囲内でした。

2階リビングが快適な理由

不思議なことに、生活の中心である「2階リビング」はあまり暑くなりません。

• 風が抜けやすい間取り

• 日当たりと通風のバランスがいい

3階が「熱の緩衝材」になってくれている?

感覚としては、3階が熱を受け止めてくれているおかげで、2階が守られているような気もします。

「家全体が蒸し風呂」なのではなく、暑い場所と快適な場所がハッキリ分かれている。これが救いです。

3階でも、エアコンはちゃんと効く

よく聞かれるのが、これです。

「3階って、エアコン効かないんじゃない?」

結論から言うと、我が家では「効きが悪い」と感じたことはありません。

確かに、帰宅直後の部屋はモワッとしています。

でも、スイッチを入れてしばらくすれば、きちんと冷えます。

冷えるまでは、多少時間がかかっているのかも知れません。

「3階=どれだけ冷房しても無駄」

というような絶望的な状況ではない、というのが正直な実感です。

断熱すれば、どれくらい涼しくなるのか?という疑問

ここで、断熱リフォームについて調べ始めて、ひとつ引っかかった点があります。

「工事をしても、どれくらい体感が変わるのか分かりにくい」

もちろん、屋根や天井の断熱を強化すれば、

• 冷房効率は上がる

• 温度のムラは減る

これは間違いありません。

ただ、最近の日本の夏は、そもそも暑すぎます(災害級ですよね…)。

温暖化の影響を考えると、「多少の断熱」で劇的に涼しくなるのか?という疑問も正直あります。

「確実にマイナス○度になります」と言い切れないところが、大きな投資に踏み切れない理由の一つです。

屋根は、すでに修繕済みだった

もう一点、焦っていない理由として「安心材料」があります。

屋根(スレートなど)自体は、前の売主さんがおおよそ5年前に修繕(塗装やメンテナンス)をしてくれていました。

そのため、「雨漏りのリスクがあるから、まずは屋根から!」という緊急性はありません。

外側のガードは固まっているので、あとは内側の快適性をいつ上げるか。

じっくり考える猶予をもらっている状態です。

今すぐ断熱をやらない理由

まとめると、今すぐ大規模な工事をしない理由はシンプルです。

• 生活は今のところ回っている

• エアコンはちゃんと効く

• まだそこまで困っていない

• 将来のリフォーム(子ども部屋など)と一緒に考えたい

• 予算を、これから計画的に作りたい

「断熱はやらない」と決めたわけではなく、「今はやらない(様子を見る)」という積極的な判断です。

もしリフォームをする場合、「3階が暑い」という悩みは、断熱・屋根・外壁・窓など、複数の原因が重なっていることが多いです。

だからこそ、「この工事だけやれば解決します」という言葉には注意が必要だと感じました。

 ▼暑さ・雨漏り・断熱を一つの視点で整理した記事はこちら

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• 3階は確かに暑い

• でも、工夫次第で普通に暮らせている

• 2階リビングは意外と快適

築30年の中古戸建てを買ったからといって、入居前に慌てて断熱リフォームまでするのが正解とは限りません。

まずはひと夏、住んでみる。

そして、自分たちの体感に合わせて、タイミングを待つ。

それもまた、中古戸建てと賢く付き合うための、合理的な選択だと思っています。

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実体験から思ったこと

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問題は、その判断を一社だけの意見で決めてしまうこと
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