給料から引かれる「社会保険料」の話――所得税より重い“本当の負担”を知る――

家計改善

こんにちは、ばっきんパパです。

給料明細を見て「思ったより手取りが少ないな……」と感じたことはありませんか?

その大きな理由は、社会保険料 です。

ここでは、医療保険料(健康保険)、年金保険料、介護保険料をまとめて社会保険と呼び、内容と負担の実態をわかりやすく解説します。

社会保険料は、昔より“倍近く”重くなっている

手取りが減っている最大の理由は、社会保険料の上昇 です。

  • 年金保険料
  • 健康保険料
  • 介護保険料

これらは約20年前と比べて 負担率がほぼ倍近く になっています。

現役世代、特に若い家庭の負担感が大きいと言われるのは、この構造があるからです。

年金は破綻するのか?

私は正直に言って、こう考えています。

「年金は破綻しない。ただし、給付は減っていく可能性が高い」

その根拠のひとつが、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人) の存在です。

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは?

GPIFは、日本の公的年金(国民年金・厚生年金)の積立金を運用する機関です。

  • 運用資産:200兆円超
  • 運用手法:国内外の株式・債券への「世界分散投資」
  • 長期平均利回り:年3〜5%前後

<GPIFの基本ポートフォリオ>

  • 国内株式:約25%
  • 海外株式:約25%
  • 国内債券:約25%
  • 海外債券:約25%

このような分散投資により、短期の株価下落や為替変動の影響を受けにくい構造になっています。

■ 運用実績

  • 2022年度、運用資産が初の 200兆円超え
  • 2001年の市場運用開始以降、長期では安定してプラス収益

つまり、「年金=払った分がそのまま戻ってくる仕組み」ではなく、

積立金を運用して制度を支えるモデル になっています。

私が「破綻しない」と考える理由

  1. 年金は“積立+運用”のハイブリッド方式
  2. 200兆円規模の資産を世界分散で運用し、リスクを抑制
  3. 制度崩壊よりも、給付水準の調整(減額・支給開始年齢の引き上げ)が現実的

つまり、破綻というより“調整”が起きるだろう、というのが私の見立てです。

⚠ ただし……給付は減る可能性が高い

  • 少子高齢化で「支える人」が減少
  • 医療費・社会保障費の増大
  • 運用成績も年によってはブレる

こうした要因から、

今の給付水準を未来まで維持するのは難しい と考えています。

GPIFの「制度上の限界」

ここまでGPIFの運用の強さを書いてきましたが、ひとつお伝えしておきたいことがあります。

それは 「GPIFが支えている年金財源は“全体の一部にすぎない” という事実です。

公的年金の給付財源は、

  • 現役世代が払う保険料
  • 国の税金による負担
  • GPIFが運用する積立金

の3つから成り立っていますが、実は、この中で GPIFがカバーするのは全体の約1割程度 と言われています。

残りの9割は、現役世代の保険料と国の財政(税金)で賄われています。

つまり、GPIFの運用益は“心強い補助エンジン”ではあるものの、

「年金が守られる=GPIFのおかげ」ではない ということです。

だからこそ私は、「年金は破綻しないが、給付は調整される可能性が高い」という現実的な見方をしています。

GPIFは大きな助けにはなる。でも、とても万能とは言えない。

だからこそ、公的制度+自助努力の両輪が必要だと私は考えています。

私がインデックス投資を選んだ理由

私は、GPIFの運用を参考にして、個人でも 世界分散・長期投資 をしています。

  • 年金だけに依存しない「自助」を育てる
  • 将来の給付減に備える
  • インデックス投資は手数料が安く、続けやすい

公的年金 × 自助の両輪が大切だと思っています。

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国民皆保険のありがたさを、子育てで実感した

私は子どもが生まれてから、特に強く感じています。

日本は子育て世帯に本当に優しい。

  • 乳幼児医療費助成
  • 医療費の1〜2割負担(大人は3割)
  • 高額療養費制度

アメリカでは、盲腸の手術が 300〜500万円。

日本なら、数万円で済むケースがほとんどです。

これは 国民皆保険 があるおかげです。

高額療養費制度とは?

結論:

医療費は、基本「月10万円以上はかからない」仕組みがある。

医療費が高額になった場合、

「自己負担限度額」を超えた分を国が負担してくれる制度です。

例)70歳未満・一般所得

月の自己負担上限は

約8〜10万円ほど(所得により異なる)

だから、私は医療保険にほとんど加入していません。

公的医療保険のセーフティネットが非常に強いからです。

▼私の生命保険の記事

とはいえ、課題もある

医療制度は優秀ですが、課題も多いです。

  • 高齢者医療費の増加
  • 多すぎる薬の処方
  • 延命治療の是非
  • 安楽死制度に関する議論

医療の現場にいる友人は、

「延命の数ヶ月に数千万円かかるケースもある」と話します。

批判も議論も必要ですが、私は一面的な批判ではなく、フラットに制度を見たいと考えています。

おわりに

社会保険料は上がり続けていますが、一方で、医療・年金という土台が私たちの生活を支えてくれているのも事実です。

その上で、私は…

  • 公的制度(年金・医療保険)
  • 自助(インデックス投資)

この2つを組み合わせて、家族の将来を守るスタイルを大切にしています。

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