こんにちは、ばっきんパパです。
今日は、中古住宅を買うときに、物件以上に気になる「地域付き合い」や「ご近所との関係」について書いてみたいと思います。
地域との関係——中古住宅購入の“最大のリスク”?
私は大変に良い地域に住まわせていただくことになりましたが、やはりとても気になるのが「ご近所問題」です。
家の構造や立地、価格は数字で説明できますが、「どんな人が住んでいるか」は誰にも保証できません。
実は、私自身も購入する際に、そこが一番心配だったかもしれません。
特に、賃貸なら引っ越すという手がありますが、持ち家となるとそう簡単にはいきません。この点が、中古住宅購入における“最大の見えないリスク”だと思います。
私は「この地域と関われる」と思えた
ありがたいことに、私が購入した家では、売主さんとの会話の中で、「地域そのもの」への信頼感を感じることができました。
売主さんは「この辺りはね~」と実際の地域の雰囲気も伝えてくれました。
妻は「売主さんが本当にいい人だった」と何度も言っていました。
言葉にならない、でも確かな感覚。それが安心感につながったのだと思います。
「重要事項説明書」に“近隣トラブル”は書かれていない
中古住宅を探していたとき、私が気にしていたことのひとつが「ご近所さんがどんな人か?」という点です。
ですが、不動産取引における「重要事項説明書(35条書面)」には、たとえ“少し変わった人”が近くに住んでいても、それが明記されることはほとんどありません。
なぜなら、トラブルとして法的に扱うには、裁判記録や逮捕歴など公的証拠が必要になるからです。
つまり、「住んでみなければわからない」ことがたくさんあるのです。
可能であれば、内覧のときに近所の雰囲気を感じたり、仲介業者に「地域のことを知っている人に話を聞けないか」相談してみるのも良いでしょう。
地域付き合いの“種類”はいろいろある
地域によって、付き合い方は大きく違います。
- 町内会への加入が必須な地域
- 毎月イベントや掃除がある地域
- ほとんど交流のない地域
ただ私が実際に感じたのは、「ゆるやかな関係性」があるだけで、暮らしの安心感は大きく変わるということ。
顔を合わせたら挨拶する、困ったときに助けてもらえる、そんな関係があるだけで心強くなります。
固定資産税という「安心料」
中古住宅を買うと、毎年かかるのが「固定資産税」です。
▶ 固定資産税のざっくりポイント:
- 土地+建物に課税(古い建物ほど減額あり)
- 年1回、市区町村から納付書が届く
- 地域や広さによって異なるが、年数万円〜十数万円が相場
「買ったら終わり」ではなく、「土地を使わせてもらうための安心料」と考えると、納得しやすいかもしれません。
賃貸 vs 持ち家の、地域付き合い比較
観点 | 賃貸 | 持ち家(戸建て) |
---|---|---|
引っ越し | しやすい | しづらい |
地域との関係 | ほぼ希薄(干渉なし) | 避けられない/でも築ける |
コスト | 家賃+更新料など | 固定資産税+修繕費など |
“地元感” | なし | 出てくる(良くも悪くも) |
子育て・災害対応 | 自力頼り | 近所の人が頼りになることも |
■ 最後に:地域付き合いが「味方」になることもある
正直に言うと、私の生まれ育った住宅街では、地域付き合いは「面倒なもの」でした。
でも、この家に来てから変わりました。
- 会えば笑顔で挨拶できる
- 子どもが騒いでも「気にしないで」と声をかけてもらえる
- 時々おすそ分けをし合える
- 地区のお祭りも楽しみに感じられる
中古住宅は、家だけでなく「地域と関わる人生」を選ぶことでもあります。
それが不安な方もいるかもしれませんが、ほんの少しだけ「ご縁」を信じてみるのも、きっと悪くない選択です。
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