はじめに
築古戸建てを購入したとき、多くの人が悩むのが「最初にフルリフォームするか」「住みながら必要な部分を直すか」という選択だと思います。
我が家の場合は、ほとんどリフォームせずに住み始め、暮らしながら必要に応じて直していくという方針を取りました。
今回は、その実体験をまとめてみます。
フルリフォームという選択肢について
今は低金利の時代なので、「ローンを利用してフルリノベーションする」のも確かに一つの方法です。
ただし金額は高額になりがちで、目安として60㎡なら500〜800万円、100㎡を超えると800〜1,500万円程度かかると言われています。
私は15年ローンで購入しましたが、さらに10年ローンを組んでフルリフォームするかというと、ライフスタイル次第だと思います。
若い世代なら長く使う前提で投資する価値もありますが、私の年齢では部分リフォームで十分だと感じました。
実際にやったこと・やらなかったこと
入居前にやらなかったこと
- 全面リフォームはせず、そのまま住み始めました。
- 全室ハウスクリーニングも迷いましたが、妻が「自分で掃除しましょう」と。雑巾掛けや市販の洗剤(ウタマロなど)で対応。
業者にお願いしたこと
- 水回りクリーニング(風呂・換気扇・トイレ・キッチン・洗面所)
👉 くらしのマーケット経由で依頼。3万円台。口コミがあって安心感あり。 - エアコンクリーニング
👉 同じ業者さんに依頼。効きが良くなって快適に。
状態が良かったのでそのまま使っているところ
- 居間や寝室は築30年とは思えないほど明るく快適。日差しも入り、お金をかけなくても十分暮らせています。
- 襖なども質の高いものが使われていたようで、おしゃれな雰囲気をそのまま楽しめています。
- 家具は前の住人が残してくれたものが多く、再利用。結果的にコストを抑えられました。
後からリフォームしたところ
- 庭の改修
妻の知り合いの庭師さんに依頼。コンクリートを剥がし、人工芝を敷き、花壇を作って記念樹を植えました。費用は40万円ほど。
👉 子どもたちは夏場にプールで遊び、妻は日中のひとときに庭でぼーっと過ごすこともできています。家族にとって癒しの空間になりました。 - キッチンの取り替え
住み始めて3年ほど経ってから、思い切って新しいものに入れ替えました。費用は100万円ほど。
👉 長く使う場所だからこそ「今変えたほうが長く楽しく暮らせる」と思い、実行。結果は大満足です。 - トイレの改修
取り替えたことで快適度が大幅アップ。水回りを変えるとこんなに生活が気持ちよくなるのか、と実感しました。
👉 この経験から「フルリフォームはきっと気持ちいいだろうな」と思うようになりました。
今後検討しているところ
- お風呂のリフォーム
まだ十分使えるため迷っています。浴室床シートを貼り、浴槽を塗装する程度でも充分かもしれません。
妻曰く「壁に黒カビがつきにくくてキレイ」とのこと。妻の目線は本当に大事で、私にとっては信頼できる判断材料になっています。ただ、これから、何十年と住んでいくので、今が買い替えどきなのかも知れません。
相見積もりの重要性を実感
雨漏りの記事を書いたとき、改めて「業者選びは相見積もりが大事」と痛感しました。
👉 【雨漏り修理体験談】出窓の雨漏りが200万円→10万円以下に!悪徳業者と相見積もりの重要性】
くらしのマーケットのように口コミ評価が見える仕組みは、ビジネスモデルとしても安心感があります。
外壁塗装や屋根修繕のように金額の大きい工事では、なおさら相見積もりが欠かせません。
👉 もしこれから外壁塗装や屋根リフォームを検討するなら、**一括で複数社から見積もりを取れるサービス(タウンライフ外壁塗装など)**を活用するのがおすすめです。実際に依頼するかどうかは後で決められますし、比較するだけでも安心感が全然違います。
素人だからこそ書けること
実際に暮らしてみてわかったのは、「妻がキレイと言うところは本当にキレイ」だということ。
専門家ではなく素人の目線だからこそ、生活者としてのリアルな気づきを伝えられるのだと思います。
私は中古戸建てに住む一人の素人ですが、だからこそ「中古戸建て⭐︎サバイバル」では、本質的なことを書いていきたい。
それが同じように家を考えている人に届けば嬉しいです。
まとめ
- 中古戸建ては「最初に全部直す」だけが選択肢ではなく、「住みながら直す」方法でも十分に暮らしていける。
- プロに任せるところと自分たちでやるところを分ければ、コストを抑えつつ快適に住める。
- 妻の目線はとても重要で、生活者の実感が一番信頼できる。
- 相見積もりを取りながら、安心して業者を選ぶことが大切。