はじめに|中古戸建て購入は、本当に“危ないギャンブル”なのか
こんにちは、ばっきんパパです。
私はいま、築30年・約2000万円の中古戸建てで、妻と二人の子どもと暮らしています。
結論から言えば、この家を買ったことを、心から「よかった」と思っています。

でも、正直にお伝えすると、中古戸建ては――やっぱり、怖い買い物でした。
- 配管や躯体の中身は見えない
- 10年後の修繕費は正確に読めない
- 新築のような手厚い保証はほぼない
- プロとの情報格差が大きすぎる
素人には、家の“正確な状態”なんて分からないのです。
それでも私が判を押せたのは、リスクをゼロにはできない。でも、理解して引き受けることはできる、そう腹落ちしたからでした。
この記事では、私が実際に悩み、実体験から学んだ「判断の限界」と「それでもチェックすべきポイント」をそのまま書きます。
【結論】私が「この中古戸建ては慎重に(買うな)」と助言する4つ
いまの私が、過去の自分や友人に伝えるなら、この4つです。
- 雨漏り跡が放置されている
- 床下・基礎を見せてくれない
- 配管や修繕の履歴がまったく不明
- 相場より“極端に”安すぎる
ただし、ここで一つの現実をお伝えすると、これらを完璧に見抜ける素人は、ほぼいない、ということです。
私も結果オーライだった部分があります。
だからこそ大事なのは、「限界を知ったうえで、どう覚悟を決めるか」なんだと思います。
① 雨漏り跡は“家の健康診断書”
中古で一番こわいのは火災ではなく、雨漏りなのかもしれません。
理由はシンプルで、家を内側から静かに壊すから。
- 木材を腐らせ
- シロアリを呼び
- 断熱材をダメにする
私の家も、購入後に出窓から雨漏りしました。
最初の提示された金額は200万円。
相見積もりで10万円以下に収まりましたが、「築古=雨漏りと隣り合わせ」という現実を、身をもって知りました。
だから私は今、放置されたシミのある家は、おすすめしません。
※雨漏り修理については相見積もりを取って大正解でした。

② 床下・基礎は“家の背骨”
本当はここを一番見たい。
- 基礎の大きなクラック
- 床下の湿気・カビ
- シロアリの蟻道
- 配管の水漏れ
でも正直に言うと、素人が完璧に判断するのは無理です。
インスペクションにも限界がある。
それでも大事なのは、「見せない」のか「見せようとしてくれる」のか、その姿勢は大きな判断基準と考えます。
※インスペクションの限界と、それでも私が「やった方がいい」と思う理由は、こちらの記事にまとめています。

③ 配管・躯体は“ブラックボックス”
壁の中までは、誰も分かりません。
だから私は最終的には、総合的な納得感で決断しました。
- 太い柱の注文住宅
- 家全体の“しっかり感”
- 前オーナーの暮らしぶり
- 最悪でも残る土地の価値
「無理のない住宅ローン」という我が家の方針の元、背伸びした新築で家計が壊れるより、築古の不確定要素を引き受ける方を選んだのです。
④ 極端に安い物件の正体
建物評価がゼロになる築30年前後の物件が土地値で売られるのは、日本の不動産市場では「ごく自然なこと」です。
これは怪しいことではなく、むしろ中古購入の最大のメリットと考えます。
でも危険な安さもあることを認識せねばなりません。
- 再建築不可
- 擁壁・地盤リスク
- 接道問題
- 心理的瑕疵
これらは“築古だから”ではなく、住み続ける難易度が高いから安い。
安さの理由については徹底的に調べ尽くす。
理由に腹落ちできない安さは、手を出すべきではない。
私はそう考えます。
それでも中古は“希望のある選択”
多くの専門家は言います。
適切に手入れすれば、木造は60年住める。
大事なのは
- どう愛されてきたか
- これからどう守るか
中古=短命ではありません。

私が外さなかった3つの軸
1. 変えられない価値
(陽当たり・立地・土地の形)
2. 住んで分かる建物の強み
(太い柱・使いやすい動線)
3. 修繕は必要経費
(風呂・給湯器・雨漏りなどはは想定内)

まとめ|中古は“不完全さ”を引き受ける買い物
- 雨漏り放置
- 基礎を隠す
- 履歴不明
- 理由なき安値
ここだけは慎重に。
中古戸建ては、魔法のお得でも、危険な賭けでもない。
不完全さを理解して、人生に引き寄せて選ぶ家。
この家で家族と笑い、時には雨漏りに悩みながらも「よく決断したな」と思える今があります。
この体験が、悩んでいるあなたの転ばぬ先の杖になりますように。

