はじめに:マイホームを買うのは、もう「無理ゲー」なのか?
こんにちは、ばっきんパパです。
「今の住宅価格、正直言って無理ゲーでは……?」
そう感じている方は、かなり多いのではないでしょうか。
日本経済新聞で始まった連載『令和住宅物語』でも、「家を買いたいのに買えない」子育て世帯の切実な現実が特集されています。
しかし私は、世帯年収550万円(福祉職・子ども2人)という状況で、総額2000万円・築30年の中古一戸建てを購入しました。
現在は家族4人で、驚くほど快適に暮らしています。
この記事では、
- 本当に家探しは「無理ゲー」なのか?
- なぜ年収500万円台でも納得のいく家が買えたのか?
- 中古戸建ては本当に「やめた方がいい」選択なのか?
これらを、私の実体験ベースで正直にお話しします。
「家を買うのは無理ゲー」と感じている方に向けて、現実的な選択肢をお伝えします。
日経調査が示す「家が買えない時代」のリアル
『令和住宅物語』の調査結果は、非常に象徴的です。
• 賃貸居住者の約半数が「家を買いたいが困難」と回答
• 世帯年収1000万円層ですら購入を断念するケースも
• 希望条件(通勤1時間・5000万円以内)の物件が見当たらない
特に印象的なのは、「相応の収入があっても買えない」状態に陥っていることです。
都心では新築マンションが1億円を超えることも珍しくなく、多くの現役世代にとってマイホームが“無理ゲー化”していると言っても過言ではありません。
▶合理的に考えるインフルエンサーの賃貸派の意見はこちら

世帯年収500万円台の私が「2000万円のマイホーム」を選んだ理由
ここで、私の事例をご紹介します。
- 世帯年収: 約550万円
- 職業: 福祉職
- 家族構成: 夫婦+子ども2人
この条件で私が選んだのは、築30年・5LDK・総額2000万円(諸経費込)の中古戸建てでした。
周辺の新築が4000万円前後で売り出されているエリアです。
実際に住んで感じたメリット
広さと陽当たり
同価格帯の狭小な新築より、圧倒的に開放感があります。
陽当たりもとても良く、生活満足度には必須の条件でした。
5LDKの広さは万が一の介護や、自分の書斎、将来の子供が進学した場合の部屋割りも想定できます。
子供達が家中を元気にかけまわっているのは、子育て世代には代えがたい贅沢です。
▶陽当たりがよく開放的な家の価値はこちらでまとめています。


立地
妥協のない通勤圏内で、駅近です。
スーパー・ドラッグストア・コンビニ・学校も近く生活利便性あります。
面する道路も広く車も出し入れし易いです。
閑静な住宅街で、うるさくしても逆に子供たちを歓迎してもらえる地域性でした。
「駅近は中古物件のほうが狙いやすい」、これは実感として強くあります。
資産の安定性とリセールバリュー
建物価値がほぼゼロの価格で買っているため、これ以上の大きな価格下落リスクが低いです。
値上がりを期待するという意味ではなく、いざという時に、土地値で確実に現金化できるという意味でのリセールバリューがあります。
資産性があるということは、人生で一番大きな買い物の背中を押してくれました。
▶築20年以上の中古戸建ての資産性についてはこちらの記事で

住み心地
適切なメンテナンスを前提にすれば、驚くほど普通に、快適に過ごせます。
▶実際の住み心地体験談は、悪い点も含めてこちらでまとめています。

重要な視点
私が選んだのは、単なる「安い家」ではなく「価格が底を打ち、下げ止まった家」です。
中古戸建ては、築20年以上になると、建物価格はほぼゼロになります。
ですが、適切なメンテナンスをすれば、一戸建ては60〜100年住める可能性があると言われています。
実際、築30年の中古戸建てを購入した私の体感としても、「まだまだ、あと30年くらいは普通に住めそうだな」という印象です。

購入価格を下げ、住宅ローンの負担を最小限に抑え、将来の家計リスクを限定する戦略を取りました。
実際にローンの額は、15年1000万円に抑えています。
当時、すでに40代で、若ければもっと借り入れていたと思います。
ただし、実は私は転職回数は7回、住宅ローン審査を受けた当時、在籍2年未満でした。
いわゆる低属性での借り入れは不安がいっぱいでした。
不安にかられ、15年ローンなのに安全策と思い固定金利を選択してしまった痛恨のミスもしています。
▶借り入れについて詳しくはこちら

▶また、後日、住宅ローンの失敗をモゲチェックを利用して借り換えリカバリーしています。詳しくはこちら

そして、将来に備え、私と妻が手元に残した資産はインデックス投資などで資産運用しています。
気持ちに余裕が生まれ、固定費を削減して生活水準の見直したり、ひいては生活習慣の見直しまで、日々前向きに楽しく取り組んでいます。
この家を手に入れたことが大きな要因です。
独身時代と比べ、生活が立て直され、充実した豊かな暮らしを送れるようになりました。
▶詳しくはこちらの記事で



「100点の家」を探すと、無理ゲーになる
日経の調査では、どんな住まいがいいかを尋ねたところ、子育て世代の50.0%が「中古戸建て」と回答しています。(「新築戸建て」との回答は69.4%)
中古を視野に入れている人は意外と多いのです。
それなのに決まらない理由は、意外とシンプルかもしれません。
つまり、「すべての条件を満たそうとするから」
私が捨てたもの
- 「築浅」というブランド
- 見た目の新しさ、ピカピカの設備
- 周囲への見栄
- 100%のハザード
私が残したもの
- 広い快適な生活環境
- 駅近で閑静な住宅街という立地
- 家計を圧迫しない、支払い可能な価格
▶結果として、**「100点ではないが、我が家にとって満足度の高い現実的な家」**を選びました。

▶ハザードマップが赤なのに購入したことについての記事はこちら。
もともと、私はハザードについては妥協する予定ではありませんでしたが、総合的に考えてこれ以上の物件はでないと判断しました。
優良中古戸建てを手に入れる難しさは、妥協にあるかもしれません。

また、築20年を超え、価格が「土地値」まで下がった優良物件は、驚くほど早く売れてしまいます。
私も、内見当日に不動産会社に行き契約をしています。
掘り出し物の中古戸建ての購入は、準備している人だけがチャンスをつかめる世界だと感じます。
人生で一番の買い物は、正直震える思いでした。
不動産会社に向かう車の中での、隣に座る妻との会話は忘れられません。
「いい家だったね。この家、気に入った?本当に買っても大丈夫かな?」
すると妻は、少し強い口調でこう言いました。
「中途半端な気持ちなら、不動産屋に行かないで」
「あなたの判断についていく。でも、本当に買いたいと思ったら向かって」
私は腹を据え、自分の調べてきたことを信じて決断しました。
妻を改めて見直した出来事でした。
▶中古戸建てが一点ものについては、詳しくはこちらの記事で

中古戸建てはやめた方がいいのか?【結論】
結論をシンプルに言います。
「人による。しかし、リスクを理解して選べば最高の勝ち筋になる」
向いていない人:
- 新築同様の完璧な快適さを求める
- 不具合や修繕の手間が大きなストレスになる
- 判断をすべて不動産業者任せにしたい
向いている人:
- 何より「家計のゆとり」を最優先したい
- 土地の広さや部屋数を重視したい
- 自分で情報収集し、納得して選びたい
本質は、**「リスクがあるかないか」ではなく、「どのリスクを理解して引き受けるか」**です。



まとめ:「子育て世代にマイホーム」は無理ゲーではない
- 今の住宅市場が厳しいのは事実
- しかし、選択肢を広げれば必ず突破口はある
- 築古の中古戸建ても、有力な選択肢の一つ
私は、**「立派な家を買うこと」ではなく「家族で無理なく幸せに暮らすこと」**を優先して、この家を選びました。
もし「無理ゲーかもしれない」と感じているなら、まずは中古戸建てという選択肢を一度冷静に見てみてください。
今の住宅市場に絶望している方に、この「中古戸建て」という選択肢が一つのブレイクスルーになれば幸いです。
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